ブログで様々な話題を取り上げてきていますが、ありがたいことに、読者さまからの質問も多く届きます。
体型が親近感で参考になる!という声も多数。
ありがとうございます!!
さて、そんな中「小物の使い方が知りたい」との質問をいただいたのでまとめてみようと思います。
ファッションは様々なアイテムを組み合わせてコーディネートしますよね。
特にコーデの要は小物だよな〜とオシャレな人を見るたびに思っています。
ところが、いざ自分がやってみようとなると、小物同士の合わせ方に迷ってしまったり、とりあえず無難な物を合わせてしまったりして回避していることも多々あり。
私も一番勉強したいところでもあります。
「小物」と言っても、アクセサリーやバッグ、ヘアアイテムなどたくさんありますね。
単純にアイテム数を多く身につけていればいいというものでもないから難しい。
今回は過去のコーデから考える小物の合わせ方をご説明いたします。
小物が難しいわけ
まず、皆様はどのようにコーデを決めていくでしょうか。
私はいつもボトムスを決めてから、トップス。
そして
✔︎髪型を下すか結ぶか
✔︎アクセサリーを選ぶ
✔︎靴とバッグを選ぶ
の順番で、その日の気分や予定に合わせて決めていくようにしています。
きれい目によることもあればカジュアル度高めになることももちろんあります。
それぞれのアイテムのテイストが違いすぎると、どうしてもチグハグな印象に見える可能性があります。小物使いが重要で、難しいと思う要因はここにあるのかもしれません。
カジュアルvsきれいめ
まずはこちらのコーデを見てください。
左→サンダル/TEVA・カゴバッグ/ebagos
右→サンダル/mamian・バッグ/studio amelia
どちらもトップスボトムスは同じものを着用。
小物も同じようなカラーで合わせていますが、雰囲気の違いがおわかりいただけますでしょうか。
左側がカジュアル、右側がきれいめコーデです。
着用しているセットアップは、ジオメトリック柄(幾何学模様)のどこかクラシカルな雰囲気のある柄です。
インテリアなんかにも使われているようなオシャレ感。
直線模様な柄なのでシャープな雰囲気もあります。
トップスのボウタイブラウスは前後2wayなので、使い分ければこれだけで雰囲気ガラリと変えられますよね。
サラサラとシワにならないブラウス生地でスカートはプリーツでビヨンと伸びる伸縮性あり。
プリーツなのに全然広がらないので着痩せ度も高いお気に入りアイテムです。
では、細かく分析していきましょう。
まずは左側カジュアルコーデです。
①裾を出す
ブラウスをスカートにインするのではなく、あえて裾を出すことによってカジュアルに寄せることができます。
ボウタイリボンもきちんと結ばずゆるく一つ結び。
校則には従わないぞ的な少年風⁈のゆるさを醸し出すことがポイントです。
逆にきちんとリボン結びすれば、ぐんとクラシカル度upです。
②小物はスポーティ
コーデ全体の雰囲気は、同じ洋服であっても小物の印象でガラリと変えられます。
カゴバッグとスポサンで思い切りカジュアルダウンしてます。
特にスポーティ代表、スポサンのインパクトは大きいですよ!
私はカジュアル度高めが苦手なので、デニムにスポサン。
などより、きれい目スカートにスポサン。
くらいのバランスが心地よくまとまる気がしています。
同じような方は参考にしてみてください。
定番のスポサンですが、TEVAの履き心地は気持ち良すぎて病みつきです。
③アクセサリーだけ華奢
ファッションのバランスはちょっと天邪鬼なくらいな方がおしゃれ見えすると思っています。
カジュアルコーデには、相反する華奢なアクセサリーをつけるのがコツ。
テイストを揃えすぎると、どカジュアル/コンサバの両極端になるので、小物でバランスを調整して雰囲気をミックスさせています。
もちろん、このあたりのさじ加減は完全に好みの問題だと思いますので、自分にあったバランスを見つけてみてください。
髪型はカチューシャでおでこ出しでカジュアルにしてます。
前髪伸びてくるとカチューシャが大活躍します。
https://ameblo.jp/kurimama2013/entry-12610034455.html
ピアスとカフがチェーンでつながっています。
この華奢感が良いバランスをプラスしてくれます。
次に右側きれいめコーデを分析します。
①ウエストマーク
どんなコーデもそうですが、ウエストマークがあると女性らしさが出ますよ。
私は寸胴でウエストのくびれが出ないので、ふわっと後ろを多めに引き出してブラウジングして「くびれ風」を演出するのです。
また、トップスブラウスはカジュアルコーデの時と前後逆にしました。
首つまりのスタンドカラーはきちんと感出ますよね。
後ろ側に来たリボンは、リボン結び、ではなく、片結び。
ここも、やはりやや天邪鬼ぎみです。
②小物はキリッ
きれい目スタイルに、きれいめな小物(ヒールパンプスやきちんと小さめバッグ)を合わせるとコンサバ度が上がるので、やはりここも注意が必要です。
大人女性はコンサバに行きすぎないよう、リラックス感とこなれ感の出るクラッチバッグやモード感あるT字ストラップサンダルなど、ちょっとクセのある小物を合わせるバランスがおすすめです。
③アクセサリーはクール
きれい目コーデの時のアクセは、クールな雰囲気のものを選ぶことが多いです。
カジュアルには華奢アクセ。
きれい目にはクールアクセ。
相反する組み合わせと思いきや、ここもやっぱり天邪鬼バランスがしっくりきます。
お揃いのリングとピアスはどちらも大ぶりで艶消し加工がしてあります。
打ちっぱなしのような少し歪な面がオシャレ見えするので長く愛用してます。
イヤーカフもマット加工でクールな印象に。
このように、同じコーデでもアイテムの着こなしや合わせる小物によってテイストはずいぶん変化します。
ポイントを押さえれば、シンプルなのにこなれ感のあるオシャレを楽しむことができると思いますよ。
テイストを決めるには
以前にもこちらのサイトで取り上げましたが、洋服を作る要素は
◯色
◯形(デザイン)
◯素材
の3つです。
色やデザインは気にしても、意外と見落としがちなのが素材!
でもその「素材」こそがものすごく「似合うかどうか」を左右したりするのです。
“自分に似合うテイスト”を選ぶ上で大事にしているのが「骨格スタイル分析」の理論なのですが、理論を知ることで理論に縛られたくはない!
理論を駆使して「似合う幅」を広げて行けたらなと常々思っています。
では、自分ならではの似合うテイストを作り上げるためには、どのような小物を合わせていけばよいでしょうか。
答えはすばり「得意カラー」を取り入れることです。
小物合わせに迷ったら「基本のキ」で色を合わせるのが一番簡単なのです。
例えば、私の得意カラーはベージュ。
なぜベージュが得意かといいますと、単純に好きだからというのもありますが
✔︎黒コーデにソフトさをプラスできる
✔︎カラーコーデには存在を程よく消して馴染ませられる
✔︎ブルーデニムコーデに合わせればこなれ配色になる
というように、よくするコーデに万能に合うからなのです。
そんなわけで私の場合、小物はベージュ系が圧倒的に多いです。
特にこれからの季節によく登場するストールなどは、顔から1番近いので馴染みの良い得意カラーを持っておくと安心ですよ。
ファッションって本当に自由です。
自分らしさや心地よさも人それぞれでバリエーションは無限ですよね。
私も年齢や生活環境の変化で心地よいと感じるファッションは常々変化していますが、都度自由に楽しんでいきたいな〜と思ってます。
いつも着ている洋服も、小物を一つで変えるだけで、新鮮な印象に見違えます。
今回ご紹介したコーデを参考に、チャレンジしやすい小物から取り入れてオシャレを楽しんでいきましょう。