【30〜40代】きちんと・上品なベイカーパンツの取り入れ方

涼しかったり、ものすごく暑くなったり。
体がまだまだ気温差に追いついていけないのか、なんだか最近疲れ気味です。

さて、今回はカジュアル度の高いベイカーパンツの大人な着こなしについてご紹介します。
年代問わず人気なベイカーパンツは、今やコーデに欠かせない定番アイテムですよね。
合わせるアイテムによってはカジュアルだけではなく、キレイめにもなれるという、実はとってもオールマイティーに活躍してくれるボトムなのです。
とはいえ、ディテールはカジュアルな作りが多いベイカーパンツ。
だからこそ、着こなし間違えると仕上がりが子供っぽくなってしまう危険もあります。


30〜40代の着こなしは「きちんと感」や「上品さ」を少しだけ加えてみるのが、ベイカーパンツコーデ成功へのカギです。

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eryn

40代男の子ママ
|UNIQLO・GUを使った等身大でオシャレに見える着回しをご紹介します|身長162cm・標準体型|骨格ストレート・パーソナルカラースプリング
|アメブロファッションランキング1位獲得

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ベイカーパンツとは

そもそもベイカーパンツとは、軍服やワーカー服などの工業革命時代のミリタリースタイルを元に作られたボトムス。
形としては、ストレートなシルエットのものが定番となっております。

ここで気がついたアナタはファッションアンテナが高いです!
ミニタリーといえば、私の苦手アイテム「カーゴパンツ」もミニタリースタイルの一つですね。
こちらの記事で詳しくご紹介しています。
https://eryn-coordinate.com/archives/1431

どちらも動きやすさや、働きやすさなどの機能性を重視したデザインになっていますが、この二つの決定的な違いはシルエットです。
一般的なデザインとして、カーゴパンツはサイドに大きなポケットがあることが特徴で、裾を絞って丈を調節できるなど、機能性を重視したよりカジュアルな印象が強いのに対し、ベイカーパンツは股上が深く、股下が少し短めで、裾がゆるいのが特徴。
テーパードスタイルで、大きな特徴としてはフロントやバックに大きなポケットがあること。
さらにバックポケットにはふたがついているものが多いです。

べイカーパンツの名前の由来はパン屋の「baker」に由来しているなど諸説あるそうなのですが、動きやすくて働きやすいを追求したパンツなのかもしれませんね。
とはいえ、ストレートなシルエットなのでカーゴパンツよりもすっきり見えすることは確かです。

では、そんな動きやすいベイカーパンツを取り入れたコーデをいくつかご紹介します。

失敗が少ない万能カーキ

ベイカーパンツとしてはあまりにも有名なshinzoneのパンツは想像以上に感動のシルエットでした。
実は買うまでに2年ほど迷っていたのだけれど、迷う必要なかった!というくらい美しいです。
骨格ストレートさんに特にハマると思いますよ。

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ベイカーパンツといえば!のカラーでもあるカーキは、どんなアイテムとも相性良くあわせやすいのでおすすめ。
体型カバーがバッチリできる柔らかブラウスと合わせました。
気合いを入れることなく楽に着られるのに、Tシャツよりずっとおしゃれに見えるので、寸胴体型にはありがたい。
また、shinzoneのきれいめベイカーパンツはウエストノーゴムというのも大事なポイント。
夏に向けて、怠けてゆるゆるな身体のチェックもかねて穿くのです。
体重計は嫌いだから基本乗らないので、洋服で感覚をチェックします。
なんとか入ったので、今年の夏は合格とします。
また、生地もノンストレッチなので背筋が伸びる!
私の場合、よりシャキッとした気持ちになるのはカーゴよりベイカーパンツ。
特にshinzoneはベイカーなのにカッコよくてキチンと感があるので初心者さんにはもってこいな逸品だと思いますよ。

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話をカーキに戻します。
カーキはどんな色にも馴染むカラーなので、意外ときれい目にも大きくチェンジできるのが良い点でもあります。
シンプルな白シャツにベイカーパンツという、なんてことないシンプルスタイルですが、足元に女っぽカラーをプラスすることで一気にカジュアル感が薄れます。
毎日こう気温差が激しいと、長袖のコットンリネンシャツがちょうどよく感じますよね。
ハリのある素材のストレートパンツと抜け感のあるシャツで、頑張りすぎていない程よいラフな雰囲気、でもおしゃれ見えするコーデが出来上がりました。
スタイルアップ見えを大事にしている私のような骨格ストレートさんには、大正解なコーデだと思いますよ。

とことんカジュアルベージュ

せっかくベイカーパンツを取り入れるなら、やれるところまでカジュアルにしようと奮闘したコーデです。
やはりカジュアルにはベージュベイカーがしっくりきます。

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5月に運動会があるという方も多いと思います。
そんな初夏の運動会コーデ(妄想)です。
カジュアル度高め、ロゴTにベイカーパンツ。
前項のカーキよりもより軽い印象ですね。
カジュアルで軽い組み合わせですが、ポイントを抑えたアイテム選びならどカジュアルになりすぎず、40代でも大丈夫なのです。
まず、ロゴは細く主張の少ないものを。
それから意外と印象を決めるのがネックラインなので、注目してください。
ボートネックのTシャツにしてみると、途端に大人っぽく見えますよ。

そして肝心のベイカーパンツを見てください!
センタープレスが入っているのです。
カジュアルなベイカーパンツは、センタープレスが入っているだけできれいめ度がグッとアップします。
しっかりとしたコットン生地ですが、ストレッチも効いていて、見た目よりずっと穿き心地が楽です。
こちらプチプラなのに形もきれいでとっても感動しました。
また、ウエストは後ろゴムなので体型を選ばず、大きめのポケットもヒップラインのカバーに一役買ってくれるので安心して穿くことができるパンツです。

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センタープレスがないベージュベイカーはきれい目コーデに向いてない、というわけではありません。
きちんとした雰囲気のネイビーと相性の良いイエローニットを合わせた上記のコーデ。カジュアル×カジュアル、でなくて、
きれいめ×きれいめ、でなくて、
カジュアル×きれいめ、のMIX感がうまくマッチして上品に見えますよね。

私も年を重ねるにつれ、シーンに合わせて、カジュアル強めとかきれいめ強め、などのバランスを考えるようにしています。
ハイウエストのこちらのベイカーパンツは今は違和感なく穿けますが、買った当初はこの超ハイウエスト感が新鮮、いや斬新と思いました。
詐欺並みの脚長効果と小尻効果があるのが嬉しいポイントです。

ちゃっかりきれい目ホワイト

これから暑くなる季節。
デニムなんて絶対着たくない!となった時におすすめなのが、ゆったりめのベイカーパンツです。
また、夏に穿きたくなるのがホワイト。
やはり暑い時期にホワイトを取り入れると、見た目の爽やかさが数倍アップしますよね。
しかし、白パンツ、苦手な方多くないですか。
だって確実に膨張しますもんね。
友人も、細く見せたいからといつも黒かネイビー、、でもマンネリするのよ、と。
気持ちわかるわぁ。

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このホワイトベイカーパンツは綿100%ストレッチなしのストレートシルエット。
なので脚のラインを拾いません。
生地の厚みも薄過ぎず厚くなく、夏も快適に穿けますよ。
また、膨張して見えないようトップスにビビットカラーを持ってきたことも大きなポイントです。
骨格だのカラーだのを勉強するずっと前の若い頃から、着たくてトライしてはなぜか似合わないを繰り返してきた苦手色、ビビットピンク。
ホワイトと合わせてみたら意外と馴染みました。
トップスでヒップライン隠れるので体型カバーにもなっています。
おまけにヒールと合わせているので、よりきれい目に見えますね。
ホワイトベイカーパンツは太すぎず使いやすいシルエットのものを選ぶのがおすすめです。

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同じホワイトベイカーパンツを穿いて、さらにきれい目にコーデを組んでみました。
この日は地元でのママ友ランチ会でした。
かしこまりすぎるのもなんか違う、でも小綺麗にはしたい時にはホワイトベイカーパンツがぴったりです。
カジュアルアイテムだけどきれい目にもいけるのは、シルエットがシュッとしてきれいな点が挙げられます。
織り方やポケットの付き方、ベルト通しにもこだわりがあり、のっぺりせず立体的で表情があるのでカジュアル度が薄れているのです。

このように、カジュアルと思っていたベイカーパンツもカラーや合わせるアイテムで色々な印象に変わります。
シュッとしたシルエットにより「細く見える」とはお世辞にも言えない私の足ですが「太くは見えない」「いや、太いけれども実際より太く見えない」。

これからの季節に大活躍するベイカーパンツをぜひ取り入れてみてください。

ちなみにベイカーパンツは割と生地がパリッとしてるので、家でダラダラゴロゴロするには不向きです。